【基本情報技術者試験】平成18年秋期 問53

はじめに

今回は平成18年秋期問53の回答、解説です。平成18年秋期問53は通信回線のパリティチェック方式についてです。

問題を解くためのキーワード

  • 垂直水平パリティチェック

問題カテゴリ

今回の問題カテゴリは以下の通りです。

分野大分類中分類
テクノロジ基礎理論基礎理論

問題

通信回線のパリティチェック方式(垂直パリティ)に関する記述のうち,適切なものはどれか

  • ア:1ビットの誤りを検出できる。
  • イ:1ビットの誤りを訂正でき,2ビットの誤りを検出できる。
  • ウ:奇数パリティならば1ビットの誤りを検出できるが,偶数パリティは1ビットの誤りも検出できない。
  • エ:奇数パリティなら奇数個のビット誤りを,偶数パリティならば偶数個のビット誤りを検出できる。
正解を表示する
正解:ア

解説

パリティチェックについては、次のポイントをおさえましょう。

Point1. 誤り検出はできても誤り訂正はできない

Point2. 誤りが奇数個であれば検出可能だが偶数個である場合、検出できない

Point3. 対象の符号については偶数パリティでも奇数パリティでも誤りを検出可能

これらのポイントを踏まえ、問題の選択肢を見ていきましょう。

ア:1ビットの誤りを検出できる。

正解。1ビットの誤りを検出可能です。

イ:1ビットの誤りを訂正でき,2ビットの誤りを検出できる。

垂直パリティと水平パリティを併用した垂直水平パリティの説明。垂直パリティのみでは奇数個のビット誤りの検出しかできません。

ウ:奇数パリティならば1ビットの誤りを検出できるが,偶数パリティは1ビットの誤りも検出できない。

偶数パリティでも誤りは検出可能です。

エ:奇数パリティなら奇数個のビット誤りを,偶数パリティならば偶数個のビット誤りを検出できる。

偶数パリティでも奇数個のビット誤りしか検出できません。

おわりに

今回は平成18年秋期問53の解説をしました。